渇きと断章

「ふたしかな私」をとらえて詩のような文にしたい

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

無であること

「無」というものに 惹かれているたとえば無目的であること何をしたら良いか分からなくなったとき、目を閉じて自己の海のなかを目的もなくゆらめいているそこではただの“何もないじぶん”勝ち負けの世界やすべてを征服しようとする自意識から、ひとり、ゆるゆ…

どこまでが自分の力なのか

どこまでが自分の力なのか、最近はその境界が薄まりつつある。たとえば何らかの自分の行いが「上手いね」「上手くいったね」と人から褒められたとき、単に私は己の力を発揮できたのではなく、それと同時に、相手から上手く力を引き出してもらったのだと思う…