渇きと断章

「ふたしかな私」をとらえて詩のような文にしたい

創作・ライティング

文章を発表できる時期、できない時期

人間には波があるのと同じように、文章を発表できる時期とできない時期がある。私は過去に絵を描いていて、いまはこんな文章を書いているのだが、どちらにしてもずうっと人に見せられないときが続いていた。まず創作したい、人に見てもらいたいという意欲は…

形式への先入観と、形式のない文章

形式という文章のよりどころが欲しかった。“よりどころ”という表現が適切でなければ“器”と言い替えてもいい。詩や小説、評論、エッセイ、ルポルタージュ、断章。さまざまな種類の形式のどれかひとつに落ち着きたかった。いまいち私の文章はどのカテゴリーに…

創作せよ、と呼ぶ声が聞こえ

天が下しる梅雨のころ、水垢のように生活も鬱屈してくると(およそ時期関係ないのだが)、「創作せよ」と私に語りかける声がする。創作はいつも「作れ」と一方的に命令してくる。こちらの意思や都合なんてお構いなしだ。 そもそも私は創作することが特別好き…