渇きと断章

「ふたしかな私」をとらえて詩のような文にしたい

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

断章「たぶん、迷いながら生きていくのが正しい……」

イデアについての記憶をおぼろげながら取り戻すことを想起すると言うが、私は思い出すと同時に何者かから「教えられている」と感じる。そして教えてもらったことを文章などのかたちに具現化して、感謝とともに供物として捧げる。 いじめでおそろしいのは、初…

政治の話をする人びとを避けている

今回ここに書くのはきわめて個人的なことだ。本来あってはならないことなのだろうが、私は意識的にも無意識的にも政治の話をすることを避けている。というよりも「政治の話をする人を」と言った方がいいのかもしれない。それは、彼らの多くがあまりにも強い…

物を書く衝動は燃える

前に書いたように、私には是が非でも書きたいという気持ちがあんまりない。ところが、いついかなるときでも私に「書け!」と命じるものが胸のうちにある。それは私の身体のなかで怪物のように火炎を吐く、物を書く衝動だ。すらすらと書けるときはもちろん、…

近況と短文についてのあれこれ

文章のまとまらない日々が続いています。ノートに文章を書いてはいるのに、これといったものがあらわれない。あらわれても一、二行の短文で後が続かない。でも短文でいいなと思うのは、ひとことひとことの表現を突き詰められることです。長い文だと私は書き…

「私は求めていない 創作を 文章をつづることを……」

私は求めていない 創作を 文章をつづることを書きたい、という純粋な気持ちがみつからない文章は“書きたい”ではなく“書かざるを得ない”もの激しいインスピレーションの点滅に目が眩んだときそれ以外の道を絶たれてしまうこと

詩「郷愁」

何が正しいかは分からないままだったが「何かが違う」という感覚をたよりにやってきた いいえ、いつも何かが≪違っていた(・・・・・)≫のひと針の違和感の痛みに飛び出して生涯をかけ 霧のたちこめる海岸に沿って旅をつづける潮騒が大きく口を開けて波を飲…

何もしないことで私はもっと私になる

何もしないことで私はもっと私になる #断章— nemuri (@_nemuri) 2015, 6月 24 私はミニマリストにはなれないと思う。それは、むだなことをする時間を手ばなしたくないからだ。有意義なことだけに時間を費やせれば理想的なんだけれど、それのみではどこまでも…