渇きと断章

「ふたしかな私」をとらえて詩のような文にしたい

2015-06-19から1日間の記事一覧

詩「傍感する」

風が流れるあいだ目を閉じていると どうしてこの世のひとひらはやすらかに私を通り抜けてゆくのだろう。この身はさざめきとともにうつろになり全てはやさしくゆられて目を覚ます。 いつも責められていると感じたのは近所の子どもたちの遊ぶ声まぶた 閉じられ…