渇きと断章

「ふたしかな私」をとらえて詩のような文にしたい

2015-06-25から1日間の記事一覧

詩「ふたしかな自己」

自身は木もれ日のようにゆらぐもの確かにかたち作られた身体と同じようなものだとばかり思っていたけれど――私は身体ではないおだやかな昼の日差しに ようやく目を覚ましたなにかそれは木立のあいだにあらわれたり伸びる影のなかに ふっと消えていったりする